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March 05, 201107:50四大陸フィギュア 女子最終グループの感想
Comments(4)TrackBack(0)フィギュアスケート 
サワッディ カー

台北で行われた2011年フィギュアスケート四大陸選手権今回は女子最終グループ選手の感想、というより考察です。
予想通り、日米決戦となった女子のフリー最終グループは本当に見ごたえがありました。
そして、生観戦の良さを最も感じたのも女子です。
今の民放のテレビ放送はひどすぎますからねぇ。

個人的に、演技に感動した1位は長洲未来選手、次点がレイチェル・フラット選手。
安藤美姫選手については、1番色んなことを考えてしまいました。
そして、浅田真央選手。
私はやっぱりファンなんだなあと実感。
あまりにもハラハラドキドキして、感動とか楽しむというのとはちょっと別次元です。

ところで、前回私が絶賛していた羽生結弦選手の特集番組「もっと強く、羽生結弦、16歳の挑戦」が、3月6日(日)の16:30〜からNHK総合で再放送されます。
本放送時は日本にいなくて見れなかったので私も楽しみ。
もし、羽生選手に興味を持たれた方がいたら、是非ご覧くださいね。

なお、当ブログは基本的にリンクフリーです。
ただし、写真や文章の無断転載はご遠慮ください。(必ず、リンクの上紹介ください)

それでは、続きはこちらからどうぞ。(書きたいことを全て書いたら、いつもにも増して長いです)
↓ ↓ ↓



■演技前の選手達(女子フリー)
女子フリーは男子SP同様、選手入場口近くで観戦しました。
この時は、ジャッジ側の席への移動はダメだったので、点数のスクリーンがギリギリ見れて、なおかつ選手を至近距離で見れるこの席に狙いを定めて移動。
席移動も3日目になると、もうベテランです。
そして、6分間練習もしっかり見たかったので、申し訳ないけど第3グループの韓国の選手(カクミンジョンじゃない方)の時にトイレに行っておきました。
というわけで、女子フリーは映りはよくありませんが、色々写真があるので紹介します。
夫の好みでやや偏っています。
(以下、選手の敬称は基本的に省略させていただきます。また、全ての写真はクリックすると拡大します)  

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↑ラスト前グループの演技が終わる頃、最終グループの選手やコーチが入場。
以下、似たような写真ばかりですが、微妙に違うのでのせました。

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佐藤久美子コーチが真央の衣装を直してあげている(右写真)。
今回、たぶん真央の時だけ、信夫コーチだけでなく久美子コーチがいて、色々アドバイスをしてましたね。
久美子コーチは、いつもニコニコしてて福福しいから試合向きだなあと思う。
それにしても、佐藤家は勢ぞろいですね。

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↑6分間練習の開始。一斉に飛び出していきます。

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↑動きだすと、やっぱり普通のデジカメだと撮影は難しいんですよね。

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↑練習中も結構、みんなコーチのところにやってくる。

続いて、表彰式の写真も少し。
今回、珍しくテレビでもしっかり放映されてましたね。
どこの国歌も好きだけど、君が代が流れると感動もひとしお。

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↑ハグをする真央と未来。

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↑金・銀・銅で微妙にスポットライトの明るさが違います。わかりますか?
未来ちゃんの顔はほとんど見えなかった。

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↑退場するところ。これ、かなり近くから見てました。
この3ショットをこんなに近くで見れることは2度とないだろうな。

それでは、各選手の感想にいきたいと思います。
なお、昨日も書きましたが、あくまでも私個人の意見・嗜好ということでご了承ください。

■安藤美姫選手
まずは、大会後、1番色んなことを考えてしまった安藤美姫選手から。
今回、演技の完成度は本当に高く、SPもフリーも惜しみない拍手を贈りました。
生で見て最も印象の変わった女子選手は安藤かもしれません。
日本に戻ってから、四大陸のBS放送を見たのですが、やっぱり生の方が断然いい。

これまで、私が1番感動した安藤の演技はカルメンの時の全日本。
あの時の安藤の気迫はすごかった。
真央や未来の明るく可愛いカルメンと違って、重く陰鬱で強い意思を感じるカルメン。
曲調も含め、安藤の個性に合っていたし、彼女ならではのカルメンでした。
たぶんあの時の演技は一生忘れないと思う。
一方、この時の真央の演技はしっかりとは覚えてないのです。
真央と中野友加里はやっぱりイエーテボリの世界選手権が記憶に残っている。
惜しくもメダルは逃しましたが、あの時の中野のスペイン奇想曲も一生忘れられない演技ですね。

今回の四大陸選手権の安藤の点数134.76は、この時の全日本(135.50)に匹敵するものです。
確かに素晴らしい演技で優勝に文句もないのだけれど、私の中ではあの時のカルメンには遠く及ばなかった。
それは何故なんだろう??

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まずは、SPから振り返りたいと思います。
前回も少し触れましたが、安藤を含む第4グループが6分間練習に入ってきたとたん、安藤の上手さは際立ってました。
同じグループには、他にシズニーやフラットもいましたが、最も印象に残っているのは安藤です。
そして、その後2番目に滑った安藤の演技はまさに格の違いを見せ付けるものでした。
Jスポなどで生中継を見ていた方はご存知のように、安藤までに滑った18人中、最高点は39.37点でした。
この日、私は大会開始を告げるファンファーレからずっと会場で見てました。(夫は途中退出している)
下位選手のことは、次回少し書くつもりですが、結構上手だなと思っても、とにかく点が出ない。
台湾のお客さんは39点や38点で「おおっー」と沸いてましたが、普段私が見ている大会だと、30点台は相当悪い点。
そんなこともあって、安藤のSPの演技はとにかく見惚れてしまいました。
40点台、50点台を飛び越えて、66.58という点数が出た時は台湾のお客さんは相当驚いたみたいです。
この大会の女子のテクニカルコントローラーは厳しいことで有名なクリック氏なので、私は思ったより点数が出たなという印象。
今回、SPで3-3を外したのも、ジャッジの名前を見て決めたんじゃないかと思っていたくらいだったので。
(しかし、ジャッジ紹介の時によそ見してて、顔を見逃したのが悔やまれる)

実は、生で安藤の演技を見るのは初めてです。
これまで、私の中では、安藤は特にジャンプがすごい選手という評価でした。
しかし、今回とても丁寧に滑っていたからか、トータル的にもポイントを稼げるし、滑りや表現力も素晴らしいと驚きました。
スピンのポジションもキレイで、拍手もいっぱいもらってました。
テレビで見ると、どうも休憩タイムに見えてあまり好きではないパントマイム的な部分も、生だとしっくりきます。
この時のSPの演技はかなり感動して、この日一番印象に残った選手も安藤です。

続いてフリー
これも、完璧な演技で全体の演技の印象はSPと同じです。
しかし、後述するフラット、長洲未来の演技を見た後だったからか、2人の演技ほどの感動はなかったのです。
(3人連続、素晴らしい演技だから、相当感動しているし興奮はしてるんですよ)
全ての要素に隙はなかったので点数は出るだろうなと思いましたが、実際にスクリーンに出た134.76という数字を見た時はちょっと出過ぎじゃない? と驚きました。
国際大会でフリー134.76点はもちろん自己ベスト。
これより高い点数は、バンクーバーのキムヨナ150.06点のみで、浅田真央の自己ベスト133.13点(前回の東京ワールド)を超えます。
この点を見た瞬間、今回、真央の優勝は難しいだろうなと思いました。
まあ、点数のことはさておき、完璧なのに小さなミスのあったフラットよりも感動が少なかったのは何故なのか?
最初に考えたのはそのことです。

まず、少し勢いが足りないのか、気迫のようなものが伝わってこなかった気がする。
丁寧に滑りすぎたせいかなと、この時は思ってました。
ただ、日本に戻ってから色々報道を見ると、安藤は体調がイマイチで自分自身も少し勢いがなかったようなことを言ってました。
現地いると、基本、報道も外国語だし、どのチャンネルでスポーツニュースをしているかもわからないので、却ってそういう情報は入ってきません。
しかも、この時はブログを更新するのに忙しくて、ネットのチェックも全然しておらず、全く知りませんでした。

そして、やっぱり最大の要因は、私自身の安藤に対する期待値が高すぎることなんです。
以前の記事にも書きましたが、私は浅田真央ファンですが、安藤のこともすごく評価してます。
この辺、夫とは若干意見が分かれるところです。
もし、この日の安藤の演技を真央以外の他の選手がしていたら、相当感動している気がするのです。
しかし、3-3もなく、フリップも入ってない構成なら、安藤はできて当然と頭のどこかで思ってるんですね。
前述したカルメンでは、冒頭に3-3を決め、今シーズン外しているフリップも入っていた。そのかわり、小さなミスもあった。
結局のところ、私はスポーツとしてのフィギュアが好きだから、自分のベストを目指し、それにより近付いた演技の方に軍配を上げてしまうのですね。
全日本のカルメンの時の安藤は、今シーズンの浅田真央と少し似てます。
前シーズン世界女王となり期待されたのに、フリップの矯正に取り組んだことでジャンプが乱れNHK杯ではまさかの惨敗。
GPFには出ることができず、全日本はまさに背水の陣だった。
そんな中で安全策をとらずに見せた迫真の演技。

はたして、今度の東京ワールドで、安藤はどんな構成で来るんでしょうね。
安全策でも完璧であれば高い点数が出てしまうことを体験した今、モロゾフは冒険を決断できるだろうか。
モロゾフは優秀なコーチなのでしょうが、どうも戦略家というよりは戦術家という気がして、「策士、策に溺れる」にならなきゃいいけどと思ったりします。
(モロゾフは別に嫌いじゃないですよ)

この四大陸で安藤が素晴らしい選手だということは再確認できましたが、大会が終わってしまった後は、どこか残念な気持ちにもなりました。
あ、でも、優勝者インタビュー後に会場を退場する時に席の近くを通ったので、色んな人達に混じって上から「おめでとう」と声をかけることはできました。
安藤選手は上を見上げて、にっこりと笑って手を振ってくれました。
生で見ていると、彼女はサービス精神旺盛で、色々と気をつかういい子なんだなと感じること度々でした。
この時に「おめでとう」と思った気持ちも、事実なんですよね。
なんだか、私の気持ちも複雑です。
まあ、一番気に入らないのはジャッジシステムなのは間違いないんですけどね。

■レイチェル・フラット選手
安藤と対照する意味で、次は1番滑走のフラット選手です。
このブログはスケートに詳しくない方も多いので簡単に紹介すると、アメリカの18歳の選手で、昨年の全米チャンピオン、バンクーバーは7位でした。
今年から、名門スタンフォード大学に進学するという頭の良さ。
ところで、フラットはもう少し太いイメージだったんですが、生で見ると普通に細かったです。
スケート選手は、皆、細いです。
テレビでも細く見える選手は、びっくりするほど細い。でも筋肉はある。

フラットもSP、フリーともに素晴らしかったです。
彼女も生で見たほうがずっと良かった。
スケーティングもイメージしているよりは、ずっとキレイでした。
魂のこもった演技というか、気迫がすごかった。

フリーは最終グループの1番滑走で、冒頭ダブルアクセルからの3ループを跳んできたのには驚きました。
これで、一気にテンションUP。(結局、私はただのジャンプ好き?)
この3Loは回転不足をとられてしまうのですが、生ではそんなことはわかりませんもんね。
セカンドループの厳しすぎる回転不足判定はホントやめてほしい。
そして、フラットの強みは得点の高い、ルッツ、フリップを2本ずつエッジエラーもなく入れられること。
今回は、着氷が乱れてセカンドの3Tを2回転にかえましたが、最近の女子では珍しく最高難度の5種類7トリプルが可能です。
セカンドに、3T、3Lo両方入れられるのもすごい。
とにかく、ポテンシャルは本当に高いです。。
今回、細かいミスはあったものの、途中からはフラット自身がノリノリでそれがこっちにも伝わってきました。
こういうところはアメリカ人っぽい。

結果的に、フリーは4位で総合4位でしたが、表彰台の3人にも負けない演技でした。
でも、点数が今一つ出ないんですよね。フリー118点は充分高い点数ではありますが。
それでも、フラットには今の道を突き進んでもらいたいです。

■長洲未来選手
2番滑走は日本人の両親を持ち、アメリカと日本の国籍を持つ、長洲未来選手。
バンクバーでは4位でしたから、スケートに詳しくない方でも彼女は知っているかもしれませんね。
残念ながら、今年の全米は3位となり、3月の東京ワールドには出場できません。
現在、女子でワールド3枠あるのは日本だけ。
アメリカに3枠ないのは本当に勿体無さ過ぎるので、とにかく今年はフラットとシズニー(後述します)に頑張ってもらって、3枠をゲットして欲しい。

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↑SPの時の写真。ポーズだけでも、未来らしさに溢れてます。
女子SPは、ジャッジ側のロングサイドの真ん中近く、前から10番目くらいで見たのですが、上位選手はやはりジャッジのアピール力がある。
その中でも、未来は特に上手。
SP最後では(右写真)、まさにジャッジを威嚇するような視線。
「点数出しなさいよ」って感じかしら。
そういえば、ジャッジ席近くで見るまでは、TV観戦と違って見えないんだから顔の表情なんて意味ないよ、と思ってました。
しかし、TVほどではないですが、ジャッジ席近くだと表情もよく見えます。
フィギュアの表現力はまず身体を使った表現であるべきという私の意見はそれでも変わりませんが、ジャッジ席に近いところなどポイントを押さえて顔の表情を作るのは有用なんだろうなと思いました。
SPは私の印象よりも点は出ずに、59.78点。
その後の演技が良かったのであまり印象に残らなかったのですが、着氷が乱れた最初のルッツが回転不足だったんですね。

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続いて、フリー。このフリーはもう圧巻でした。
これが、女子で1番感動した演技で、夫も同意見。
フリップがe(エッジエラー)をとられてはいますが、見ていてもそんなことはわからないので、とにかく完璧な演技。
しかも、ワールドに行けない思いをここにぶつけたのか、気迫がすごかった。
ジャンプだけでなく、未来のスピンは回転速度もポジションも素晴らしく、観客もジャンプ以上に盛り上がります。
本人も満足だったからか、演技終わってからずっとニコニコです。
今回、フランク・キャロルコーチが帯同してなかったようで、是非この演技を見てもらいたかっただろうなと思いました。
2人のキスクラ好きなんですよね。
129.68点という、この段階で最も高い点数が出た時は、会場もすごく沸きました。

ところで、後になってチェックすると未来と安藤のジャンプ構成はかなり似てるんですよね。
未来がフリップを入れてサルコーがなく、安藤は逆にサルコーを入れてフリップがないのが最大の違いで、他の構成は相当似てます。
要素の基礎点を比較すると、1.19点しか差はありません。
この差は、安藤が後半のジャンプが1個多い(しかもコンボが2個)点と、セカンドに2Loが多い点にあります。
しかし、GOE(技の出来栄えによる加減点)が加わると、3.42点の差になります。
さらにPCSの差が1.66点で、最終的なフリーの点差は5.08点となります。
何が言いたいかというと、安藤と未来の点差約5点のうち、4点近くはジャッジの裁量によるものということです。
これが今の採点法だから仕方ないですし、今大会はそこまでおかしいジャッジではなかったかもしれませんが、現地で安藤の点数がちょっと高いなあと感じた理由はこういうところにもあるわけです。
モロゾフは今のジャッジシステムを研究して今シーズンのプログラムを組み立てたんでしょうね。

それにしても、長洲未来本人も言ったように、まさに「ワールドに未来を出せばよかったと思える演技」でした。
意外にも、シニアになってから国際大会で表彰台にのったのはこれが2回目、チャンピオンシップ大会では初めて。
表彰台やスモールメダル表彰式で、ジッとメダルを見ている未来ちゃんが可愛かったです。

■鈴木明子選手
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安藤に続いての4番滑走は、鈴木明子選手。
今大会は色々と残念でした。
SPもフリーもジャンプのミスがあって、昨シーズンまでのミスを引きずらない鈴木のイメージとはかなり違います。
失敗しているジャンプは、ルッツとフリップが特に多いので、やっぱりエッジが気になるんでしょうか。
今シーズンは、エッジエラーをしてもそれなりに点数は稼げるのだから、気にしない方がいいとは思うのですが、選手からしたらそうもいかないのかな。
やっぱりジャンプが決まらないと選手の気持ちも沈むのか、鈴木が本来持っている感情が溢れ出るような躍動感ある滑りもあまり感じられませんでした。

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フリーは3人連続の素晴らしい演技の後で、会場の熱気もすごかったから、やりずらかったのかも。
最初のルッツが抜けたとき、声にならない声が会場のあちこちで出てました。
そして、ワールドに行けなかったことも、少なからず影響している気がします。
同じ立場の長洲未来が負けん気を出したのとは対照的。
今さら私が言っても仕方ないですが、全日本SPの鈴木と村上佳菜子選手の点数はちょっとアンバランスだったと思うんですよね。
フリーの最終グループに残れたら、また違った展開があったかもしれないと思ったりします。

結果、総合6位だったので、エキシビションでは見ることはできませんでした。
それは、ものすごく残念だった。
とても好きな選手なので、来季に期待したいと思います。

■アリッサ・シズニー選手
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5番滑走は、アリッサ・シズニー選手。
今シーズンは絶好調で、グランプリファイナル、全米を制しました。
コーチは、元ワールド女王だった佐藤有香さんとその夫ダンフィールド氏。
真央のコーチ佐藤夫妻は両親になります。

シズニーは元々かなり好きな選手で、今回見るのを楽しみにしてました。
真央が出てくる前、1番好きだったのはトリノ銀メダルのサーシャ・コーエン選手で、私の中で同じ系譜の選手です。
ジャンプはあんまり得意ではない(波がある)けれど、柔軟性があって、スパイラルやスピンはため息が出るほどの美しさ。
これも他に秀でた技術力だから、一つのスポーツ的要素だと思うのです。
確か、トリノのエキシビションでコーエンはジャンプが一切ないプログラムを滑ってましたが、シズニーにも是非やってもらいたい。
ひたすら、スピンとスパイラル。
特に、今シーズンは入れてませんが、頭を地面辺りまでもってきて足を上げる形のスパイラル(名前を知らない)が好き。
これ、かなり身体の柔らかい姪に地上でやらせてみましたが、全然できなかったから難しいんだと思う。(I字やY字はできた)

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そんなシズニーですが、今回はSP、フリーともジャンプミスがあって総合5位でした。
でも、点数とかは関係なく、その美しい演技は充分楽しめました。
スピンはポジションだけでなく、回転速度もすごく速い。

そして、想像していた以上に、可愛いし美しい。
本当に、実写版ディズニープリンセスみたい。
スタイルも抜群。真央もすごいけど、シズニーには負けるかも。
しかも、今回決して本人的にも満足のできる演技ではなかったと思うのに、一瞬その思いをかみ締めた後は、ニコニコと笑顔を観客に振り撒く。
絶対に性格も良さそう。
たぶん、生のシズニーを見たら、全員好きになってしまうんじゃないかな。
東京ワールドでは枠もかかっているしプレッシャーもあると思うけど、とにかくいい演技を期待してます。
(失敗して責められるとかわいそう、と思ってしまう)

■浅田真央選手
最終滑走は、浅田真央選手です。
演技の感想の前に、周りの観客について。
女子フリーは、台湾在住の日本人の集団の中で見ました。
子供も多かったし、顔見知り同士も多く、いわゆるスケートファンではない人達。
有料チケットを購入した熱烈なファンの中だった男子フリーとは色々違っていて、なかなか面白かったです。

まず、ほとんどの人が真央と安藤しか知らない。
子供が「ねえ、もう1人の日本人って誰? 青い人(たぶん長洲未来)?」と聞いても、ほとんどのお母さんが答えられない。
見かねて答えようかと思ったら、答えられる別のお母さんがいてホッ。
第3グループの演技中にずっとしゃべり続けている(たぶん関心がない)おばさんもいて、思わず注意したりもした。(夫も別の子供を注意してた)
基本、演技中は関係のない私語は厳禁だと思うんですよね。
まあ、今大会、携帯電話がOKだったので、説得力ないですが。
この方は単にそういうことを知らなかっただけみたいで悪気はなかったようです。
でも、スケートファンばかりの日本の大会と違って、スケートの裾野を広げるという意味で、一般の人が気軽に見ることのできる大会も大いに意義があると思います。
画用紙に色鉛筆で書いた日本の旗を振ったり、小さな男の子が真央ちゃんにあげたいと小さなお花を握りしめていたり。
最終グループが登場すると、もう「真央ちゃん」「美姫ちゃん」で大興奮。
やはり真央ちゃんの方が優勢ですが、美姫ちゃんもなかなかの人気。(正直、私は意外だった)
美姫ちゃん派の子供は、いかに美姫ちゃんがすごいかをトクトクと他の子に語っていたし、優勝後、安藤だけが通り過ぎると真央ちゃん派の子供も歓声をあげて大喜び。
海外に住んでいる子供ごころをも掴むとは、すごいなと思いました。
しかし、真央が最終滑走なのは、実に良かったです。
SPの時、近くの席の子供が真央の演技が終わったら帰りたがって、お母さん(この方はそれなりにスケート好き。鈴木や未来は知っている)に却下されてましたが、フリーは真央が最終滑走。
子供達も誰も帰りたがらず、ワクワク状態も持続。
全て終わったときに、大人も子供も本当に皆さん満足気でした。
台湾の人達は何を話していたかわかりませんが、同じように満足しているといいなと思います。

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それでは、まずSPから。SPは、最終グループの1番滑走でした。
6分間練習の時、真央はトリプルアクセル(3A)を転倒。ちょっと心配です。
そして、会場ではスクリーンに練習の残り時間が出ていますが、1分を切ったのに真央はまだリンクにいる。
真央はちょっとスクリーンを見たかと思うと(たぶん時間の確認)、残り45秒くらいのところで、3Aを決めてました。
何か、自分なりのこだわりがあったんでしょうね。
結局、ほぼ6分間使っており、ちょっと驚きました。
普通、第1滑走者は最後の1分は練習しないものだと思っていたので。

演技中も点数が出るまでも、とにかく(私が)緊張しました。
3Aの着氷が乱れたけど、回転不足になるか、ダウングレードになるか。
久しぶりの国際大会だから、評価はどうだろうか等。
結果は第2位の63.21点。
現地では、細かい配点はわかりませんが、この点数で3Aが認定されなかったことはわかりました。
これに関しては仕方ないですね。
それでも、先シーズンまでの採点法と違い70%もらえるだけマシです。
後で確認すると、PCSは安藤よりも僅かながら低い点だったんですね。
フリーでは逆に真央のPCSが上になっているので、この四大陸で国際的評価をある程度取り戻せたんじゃないかと思います。

IMG_5474IMG_5477
続いて、フリー。
こちらは、SP以上に緊張しました。
今シーズンは例年と違い、この時点で真央の演技構成をしっかりと把握していなかったので、余計、ハラハラドキドキです。
ジャンプが1つ決まる毎に、「よし!」という感じ。
そして、最後のスパイラルは意表をつかれました。
確かジャッジの目の前で、ゆっくりと弧を描くスパイラル。
スピンの直後でスピードが出ず、ちょっと心配してしまいました。
これ、TVで見ると素適ですね。生でも予めわかっていたらもっと楽しめたかも。
という感じで、ハラハラしすぎで単純に演技を楽しむというわけにはいかなかったのですが、見た目全てのジャンプを成功し、他の要素も完璧。
さらに、真央の演技はとにかく動き続けるというか、やはり他の選手とは違う。
軽やかで優雅で、最もスポーツ的なことをしているのに、最もスポーツ的ではない感じ。
繰り返し同じ演技を見たいのは、やはり真央と盒饗臺紊覆鵑任垢茲諭

この大会では2位でしたが、とにかく国際的にも不調から脱し、一定の評価を受けたことに、現地では満足をしました。
特に、ただ1人、6種類のトリプルを入れてきたことはすごい。
課題のルッツもeはついてますが、6点の基礎点に対し、5.5点稼げているのでOKです。
もし、旧採点だったら、文句なく真央が1位だったんじゃないでしょうか。

しかし、いざ日本に帰ってプロトコル(採点表)をチェックすると、オリンピックや昨年のワールドほどではないものの、微妙な気持ちになりますね。
どう考えても素晴らしかったフリーの3Aにマイナスをつけるジャッジが2人。
見た目、問題がなかったように見える3Sにマイナスをつけるジャッジが6人。
特に、転倒しなければつかないような-3や、-2をつけているジャッジはいったい何を考えているのか、理解に苦しみます。
他にも色々ありますが、とにかくジャンプのGOEが稼げない。
見た目クリーンなジャンプにこれだけマイナスのつく選手は他にはいない。
それとも、素人の私にはわからない何かがあるのでしょうか。

ここで、1位の安藤と真央のフリーの点数を比較したいと思います。
安藤が7つのジャンプで稼いだGOE7.79点。
とにかく全ての要素にマイナスをつけたジャッジが1人もいません。これはすごすぎる。
確かに安藤のジャンプは素晴らしいし、特に今回怪しいジャンプもありません。
バンクーバーのキムヨナが12点も稼いだことを思うと、常識的な範疇です。
これに対し、真央はプラス3.6、マイナス1.5で差し引き2.1点。
これだけで、5.69点の差ができます。

さらに要素の基礎点。
今回の安藤は59.66点。それに対し真央は62.79点
この時点では、真央が3.13点高いです。
そして、真央の2A-3Tの3T、3F-2Lo-2Loの最後の2Loは回転不足がとられているので、本来真央がやろうとしていた基礎点は64.61点
さらに、SPは安藤が28.4点、真央が30.4点(本来は32.9点)。
これを合わせると、安藤の基礎点合計88.06点に対し、真央は93.19点(本来やろうとしていたのは97.51点)。
つまり、本来真央の方が10点近く難易度の高いことをやろうとし、実際に5点以上難易度の高いことをやっているわけです。
しかし、最終的には、約5点の差をつけて安藤が勝っています。
すなわち、テクニカルの面だけを見ても、ジャッジの裁量は10〜15点くらいはあるということです。
見た目、両方とも完璧なフリーなのに、ですよ。
これが観客(少なくとも私)が違和感を感じる要因の1つだと思うのです。
それでも、今回のジャッジはまだマシな方だと感じるのですから、こっちの感覚も麻痺してきているのかも。
なお、これは安藤批判ではなく、ジャッジ批判です。
安藤陣営もこれまで散々下げられてきていて、それゆえ対策を練ってきただけですから。
私自身の感覚でいうと、今の採点法で安藤が優勝ということ自体は一応納得してます。(夫はそれ自体、違うみたい)
でも、点数としては、安藤が199、真央198、未来192くらいだと納得できたかなという感じです。
(実際は、安藤201、真央196、未来189)

しかし、真央はそういう小さなジャッジ評価とは別次元にいるような気がします。
興味があるのは、いかに自分自身の限界、理想に近づけるかということ。
採点方法や順位、他人に迎合することなく常に高みを目指している。
メダルや点数は真央にとっては、オマケにすぎない気がします。
だからこそ、浅田真央の存在は私の中で特別なのです。
フィギュアというスポーツが、今後も(私にとって)望ましい方向へ進化するための象徴ともいえる存在。
(この辺りのことは、オリンピックの記事に書いてあります)
負けても失敗しても浅田真央を応援し期待し続けるのは、演技の素晴らしさだけでなく、この姿勢にあるのだと思います。
たぶんこんな選手は二度と現れない気がします。
東京ワールドで浅田真央が金メダルを取れば日本人初の連覇ですから、ファンとしてはもちろん嬉しい。
でも、私がそれ以上に望むのは、真央自身が目標とする演技を見せてくれることです。
そうすれば、間違いなく私の心にも残る演技だと思うからです。

最後に、今回書いてみて改めて気付いたのは、四大陸の女子最終グループ6人は、私の好きな、見たい選手ばかりだったということです。
私基準では、ワールドよりも四大陸の方が良かったかも。
(コストナーは一度、生で見てみたい気持ちはあります)
本当に、貴重な体験だったと思います。

さて、あまりに長くなったので、この他の女子、ペア、アイスダンスなどはまた後日書きたいと思います。
途中、タイ記事を挟むかも。
もうすぐ東京ワールドなので、急がなければとは思ってます。

それでは、また

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この記事へのコメント

1. Posted by しゃらん   March 06, 2011 13:13
はじめまして。
四大陸の記事、楽しく拝見させて頂いています。

安藤に関して自分の思っていたことが、見事にまとめられていて物凄く嬉しくなってしまいました。
自分が思っていたのはこういうことなのよ、という感じで。

また続きを楽しみにしています。
ついでですが、シズニーのスパイラルは今季の真央のEXプロにもあるシャーロットスパイラルですかね。
2. Posted by sisyou   March 06, 2011 15:45
 いつも 愉しく見させていただいています。パタヤ 台湾と満喫されていますね。パタヤ情報は本当に役立っています。ありがとうございます。またパタヤで会いたいですね。ではまた。
 
3. Posted by さよりん   March 06, 2011 16:13
しゃらんさん はじめまして

そういっていただけると、とても嬉しいです。
書くたびにまた長すぎたかもと、思ったりしているもので。

> ついでですが、シズニーのスパイラルは今季の真央のEXプロにもあるシャーロットスパイラルですかね。
そうです! シャーロット。
確か名前があったはずだけど、どうしても思い出せなくてスッキリしました。ありがとうございます。
そういえば、真央もしてますね。
とにかく、長ーい時間をかけてやるシャーロットスパイラルが好きです。まさに、眼福って感じで。
これからもよろしくお願いします。
4. Posted by さよりん   March 06, 2011 16:19
sisyouさん こんにちは。

ローマ字なので、最初誰だろうと思いました。最近、パタヤ情報少なくてすみません。
先週からタイ語教室行ってますよ。
パタヤでも日本でも、また会いましょう!

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