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March 28, 201002:16高橋大輔選手、浅田真央選手 金メダルおめでとう!
Comments(0)TrackBack(0) フィギュアスケート 
サワッディ カー

高橋大輔選手、浅田真央選手 世界選手権、優勝おめでとう
記念すべき100回目の大会を日本人がダブルで金メダルとは素晴らしい。
この前のジュニアの世界選手権も、羽生結弦選手と村上佳菜子選手が
ダブル優勝だったから、すごいぞ、日本人って感じですね。
高橋の金はアジア初、もちろん日本男子初、真央の2回目の金も日本人初、
男女共に金も日本初と初めてづくしです。

先日、バンクバーオリンピックでフィギュアスケートの記事を書いたら、一部で結構
評判が良かったので(主に、タイに興味のない友人達)、またまた書いてみました。
タイの情報を楽しみにしてくださっている方、度を超えないようにするので、
お許し下さいね。(オリンピックの記事はこちら)

■スポーツはライブ放送が1番
ところで、何故もう記事を書いているかというと、リアルタイムネットTVを見ていた
からです。女子フリーの地上波放送は明日28日の夜、約1日遅れ。
今回、男子フリーだけは、早朝に生放送してましたけど、何故かオリンピック
NHK杯以外のスケートは生放送しません。
本当は、スポーツなんだから生に勝るものなし、時間帯が変でも一定の視聴率は
見込めると思うのにね。
だから、いつも、先にネットで外国の放送を見るか、ISU(国際スケート連盟)の
オンラインリザルトで事前チェックしてます。

■完成版の「道」と「鐘」
さて、今回の世界フィギュア、私の最大の希望は、高橋大輔のフリープログラム(FP)「道」
浅田真央のFP「鐘」の完成版を見ることでした。
もちろん、優勝してくれたら嬉しいけど、今のジャッジは本当に変なので、
それは二の次。
そして、2人ともそれを達成してくれました。本当に感動です。

2人はそれぞれ最も好きな選手で、それがたまたま日本人というだけ。
とにかく繰り返し演技を見ても飽きない点が共通です。
点数が高くても、失敗がなくても1回か2回見ると充分という選手も多いんですよね。

特に、今回の「道」も「鐘」も他の選手にはできないような素晴らしいプログラム。
でも残念ながら、これまでパーフェクトな演技がなかったので、とにかく完成版が
見たかったのです。

■アスリート魂がすごい
2人が好きな理由のもう1つは、そのアスリート魂です。
フィギュアスケートはスポーツに軸足を置くべきと思っている私ですら、驚くほどです。

まず、高橋4回転トーループの精度が悪いから4回転フリップでいくかもという
報道を見たとき、「はあ? ありえないでしょ」って思いました。
一応、説明すると、フリップはトーループよりも難しいジャンプとされていて、
まだ試合で成功させた人はいません。チャレンジした人もいないんじゃないかな。
とにかく聞いたことない。
スケート漫画ならともかく、リアルで飛ぶとは本気とは思えなかった。

ところが、回転不足&両足着氷とはいえ、転倒せずに着氷した。
これって、すごいことなんですよ。
それを許した長光コーチも、実際にチャレンジした高橋も天晴れです。
そして、バンクーバーで白熱した4回転論争も、いい方向に進む道筋を作った
のではないかと思います。
たぶん、プルシェンコも高橋の優勝には文句なし、よくやったと思っているんじゃ
ないかな。

そして浅田真央。ジャッジの執拗な苛め?とも思えるダウングレードにも負けず、
いつの間にか、1試合にトリプルアクセル(3A)3回挑戦するのを普通にしてしまった。
最初に聞いた時は正気の沙汰とも思えませんでした。
本当は、女子なら3A1回でもすごいのに、1回だと安全策と思ってしまうくらい
こっちも感覚が麻痺。
たぶん、ジャッジは回転不足を連発することで、浅田真央に3Aを回避させようと
していたんじゃないかと推測するのだけど、逆に回数を増やしてしまった。
浅田真央と逆の方向へ行ったのが安藤美姫。(というか、これが普通の反応)
すっかり安全志向になってしまって、でもそれだと結局は思ったほど点数が
出ないんですよね。
安藤はある意味、真央以上のジャンプの天才だと思うのに、残念・・・
4回転サルコーはともかく、3回転3回転は入れて欲しいなあと。
安藤がシークエンスなんて、なんだか悲しい。

とまあ、高橋も真央も頑なに高難度ジャンプに挑み続けるという点にも
驚き、感動するわけです。

しかも、2人とも表現力もあると思う。
ジャンプも飛べて、表現力もある選手は少ないです。
高橋は一般的にも表現力が高いと言われているし、実際、何がどうしてなのか
よくわからないけど、他とは違う、ただ滑っているだけでも雰囲気がある。

一方、真央はあたかも表現力がないかのごときのマスコミ報道がされますけど、
実際には身体を使った表現力は素晴らしく、普通に滑っているだけで
全身から気品のようなものが漂って、見ている者に何かが伝わってきます。
本来、スケートの表現力とは身体を使ったもので、顔の表情とかは付随的な
ものだと思うんですよね。
実際、同じ仮面舞踏会を去年のフリーと今年のSPを、違ったテーマで演じ分ける
というのはなかなかの高等技だし、今年の仮面舞踏会と鐘も全然違いますから。

■相変わらずジャッジがおかしい
しかし、素晴らしい演技に水を差す、相変わらずおかしなジャッジです。
特に、キムヨナのフリーの点数には???

まだ見てない方もいると思うので説明すると、キムヨナはSPに続き、フリーも
失敗が続きました。
具体的には、後半の3Sで転倒し、最後の2Aがすっぽ抜けた。
しかし、見た目3Aを2回決め、ノーミスの真央よりも高い点数
キムヨナが130.49、真央が129.50。
観客も明らかにおかしいという反応でした。
本来、女子で130点というのは、相当素晴らしいノーミスに近い演技でないと
出なかった点数なんですけどね。

やはり、加点が異常です。成功した5つのジャンプに9点の加点。
真央は6個に4点、参考までに高橋は7個に4.8点、男子銀のチャンは6個に5.8点、
銅のジュベールは7個に2.6点。
相変わらず突出してます。
私見では、キムヨナのフリーは120点でもやや高いぐらいの演技、他の選手が同じ演技
をしたら、110点ぐらいじゃないかなと思うんですけどね。
というわけで、キムヨナはSP7位から2位に浮上しました。

そして、真央の3Aへの厳しい判定。SPの3Aとフリーの3A1つが回転不足判定でした。
本来、90度以上足りない場合に回転不足判定になるはずで、今回の3Aも
認定レベルだと思うんですけど。
なんか、男子より厳しい気がするんですよね。
回転不足の判定は、ジャッジの中でもテクニカルスペシャリストという係りが行います。
その判定にテクニカルコントローラーが訂正を申し入れることはできますが、基本、
テクニカルスペシャリストの判断が通るようです。
(点数がなかなかでないときは、合議している可能性が高いのだと思う)

で、今回のテクニカルスペシャリストは天野真という日本人です。
この人は2年前の全日本選手権でも真央の全ての3Aを回転不足認定しました。
ナショナル大会は、どこの国も点数を高めに出すのがデフォルトなのに。
また、普通、自国のジャッジは自国の選手を有利に判定することが多いのに、
真逆です。
例えば、韓国のジャッジはこの間のオリンピックで「キムヨナが不利にならないように
頑張る」というような発言をしていて、公平であるべきジャッジがそんなことを公言する
なんて良識を疑いますが、まだ気持ちは分かる。
(この韓国のジャッジは、真央の認定された3Aにただ1人マイナス2をつけました)

しかし、自国の選手を特に不利にしようというジャッジなんて、他にいるのかな?
この天野真という人は、男子シングル、ペアの選手だった人で、男子では
世界選手権28位(つまり予選落ち?)、ペアでは長野オリンピックで最下位でした。
前回の記事にも書きましたが、まさに世界に通用しなかった選手が、天才に
嫉妬して、意地でも認定するものかとしているように思えてなりません。

もし、3Aが普通に認定されていたら、単純計算で、SPは73点以上(実際は68点)、
フリーは135点以上(実際は129点)、合計208点以上(197点)になります。
ただね、段々こっちも免疫が出てきて、ジャッジの名前とかを見て、たぶん点数は
出ないだろうなと予め予想するようになってきました。
だからこそ、単なる勝敗とか点数ではなくて、よい演技を見たい。
たぶん真央自身も私が書いたようなことはわかっていて、最近は自分自身の満足の
いく演技をすることを最重点にしているような気がします。
確かに、点数は忘れても素晴らしい演技は忘れないですから。

でもね、本当はもっとジャッジがまともになって、普通に楽しみたいんですけどね。
オリンピックも終わったし、来シーズンこそはまともにならないかな。
まあ、普通にすると女子は日本人ばっかりがメダリストになって、盛り上がらない
のかな。今回も安藤は本当なら、メダルは間違いなかったはず。
とにかく、今の日本人選手は黄金期です。
今回も、唯一男女共に3枠を確保しました。
(男子はアメリカ、カナダも3枠、女子は日本のみ)
来年の世界選手権は東京ですから、またいい演技を見せて欲しいなと思います。

さて、次回からはパタヤ旅行記に戻ります。

それでは、また

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