May 13, 201008:56台南ってどんなとこ? (2009年台湾旅行 その6)
サワッディ カー
GWのパタヤ旅行記は後回しにして、今回から、2009年10月末〜11月初めの
台湾旅行の台南編です。
とにかく、これ以上遅れると記憶がどんどん怪しくなってくるから。
初回は、台南について簡単に紹介していきます。
■台南のきっかけ
私が台南を認識したのは、前にいた会社の取引先の台湾系華僑で日本在住の
社長さんが、「台湾は南の方が食べ物が美味しい、特に台南がいい」というような
趣旨のことを言ってたのが最初。
それ以来、いつか行ってみたいなあと思ってました。
でも、この旅行まで、台南の情報は何もなし。
今回、台湾も3度目なので、台北以外の街にも行こうということになり、だったら台南
って思ったわけです。
少しだけ調べてみると、台南は台北よりも前に都(っていうのかな)が置かれていた
場所で、史跡も色々あります。
街の大きさも手頃だし、観光&グルメっていう意味でなかなかお勧めです。
あくまでもイメージなんですが、台北が東京で、高雄が大阪、台中が名古屋で、
台南が京都って感じ。一応、この順で台湾第4の都市になります。
実際に行ってみて、なかなか住みやすそうな街だなあと思いました。
しかし、サメット島ほどではないにしろ、台南情報も案外少ないのです。
そこで、丸2日間しかいなかったけど、私なりに感じた台南について紹介していきます。
■まずはグルメ
台南グルメのことを、俗に「台南小吃」というようです。
小吃というのは庶民料理、要はB級グルメということ。
というわけで、私達にはぴったり。
ガイドブックに載っているところや目についた店など、色々と食べ歩きました。
なかには、ちょっとイマイチな店もあったけど、基本値段が安く、なかなか楽しい。
残念だったのは、滞在期間が短かったので良さそうだなと思っても、食べられなかった
お店もあったこと。
全体的にガイドブックに載っているお店よりも、フラリと入った店の方が良かったかな。
台北同様、夜市も楽しかったです。行ったのは花園夜市という屋外の夜市。
夜市やお店については、後日詳しく紹介していきますね。
■台南は鄭成功の街
続いて観光です。
台南は台湾で最初に開けた歴史ある街なので、観光名所も色々あります。
といっても、主だったところは2日間で充分見ることができました。
そして、この街のヒーローは鄭成功です。
ほとんどの史跡は鄭成功がらみだし、台南には成功大学があります。
なかなかの名門らしい。
台南に行くなら、事前に鄭成功の本か何か読んでおけば、もっと楽しめたなと、
少し後悔してます。
私、かなり歴史好きなんですが、学校で世界史はやってないので、知識がすごく
偏っている。例えば、フランス宮廷史とかすごく詳しいんだけど。
だから鄭成功っていうのも名前くらいしか知らなかった。
イメージでは、日本の安土桃山時代辺りの海賊の親分みたいな人。
でも、このイメージ、かなり間違ってます。
←鄭成功の銅像
鄭成功が生まれたのは、1624年。三代徳川家光が将軍になって間もない頃。
全然、安土桃山じゃありません。
そして、驚いたのは日本の平戸で生まれているの。お母さんは日本人
7歳までは日本で育ってます。幼名は福松。
全然、知らなかった〜。
先に書いた海賊の親分に近いのは、鄭成功のお父さん鄭芝竜で、鄭成功自身は
当時落ち目の明を擁護して戦った軍人さんでした。
なかなか立派な人物で、海賊なんかじゃなかったです。
その後、台湾に行ってオランダを追い払ったので、台湾とか中国ではかなり英雄視
されているようです。台湾では開発始祖って言われているらしい。
もう1つ驚いたのは、オランダを追い払った翌年、たった38歳で亡くなっているんですね。
まあ、早世も英雄の条件なのかな。
とにかく、どこに行っても鄭成功で、同時にオランダが相当極悪に書かれている。
実際、この頃のヨーロッパ諸国は侵略者ですからねぇ。
いわゆる南蛮人がやってきた時、日本が戦国時代だったのはホントにラッキーだった。
日本史上、最も戦闘能力が高い時代だったからこそ、植民地にならずに済んだん
だと思ってます。
さて、台南の観光地ですが、大部分は2km四方くらいのところに固まってます。
自転車でまわるのが最適ですが、私達はほぼ歩いてまわりました。
疲れたら、帰りだけはタクシーを使ったり。
ただ、安平地区というところだけは、車でないと行けない所にあります。
大雑把に見てまわるなら、まる2日あれば充分ですし、バスツアーとかなら、
1日でも廻りきれます。
でも、私は個人で、のんびり見たり食べたりする方が好きだなあ。
■その他の台南の魅力
まず、街の大きさが適度でそこそこ都会で住みやすそう。
ちなみに人口は76万人だそうです。
そして、暖かい。11月の頭で、昼間は半袖でも大丈夫でした。
夜でも、薄手のカーディガンとかを羽織れば充分。
ちょうど最終日から寒くなって、半袖だとちょっと涼しいかなという感じになりましたが、
その後台北に移動したら、やや厚めのカーディガンを羽織っても寒かった。
そのくらい台北とは差があります。
いわゆるビーチではないけど、海が近いのもいいですね。
また、台湾新幹線があるので、案外、台北からも空港からも遠くありません。
台北から新幹線で2時間もかからない。
(ただし、台南は新幹線の駅が市街地から遠い。詳しくは後日)
新幹線の沿線の街は全ていえることですが、1泊余裕があれば、台北以外の
街まで足をのばすことは容易です。
台南という街はかなり気に入ったので、もし、台湾にロングステイするなら、今のところ
この台南は第1候補。
まあ、他の地方都市を見たら、また考えが変わるかもしれませんが。
実は、この夏にまた台湾に行く予定があるんだけど、次回も台北は少しにして、
他の地方都市へ行こうと思ってます。
たぶん、高雄に行くのは間違いなくて、その他は迷ってる。
割と長期間なので、澎湖島というリゾートっぽい島にも興味がある。
このブログは主にタイ好きの方が見ていると思うので、台湾に詳しい方は少ないかも
しれませんが、お勧めがあったら是非教えてくださいね。
さて、次回からは実際の台南旅行記の始まりです。
それでは、また

GWのパタヤ旅行記は後回しにして、今回から、2009年10月末〜11月初めの
台湾旅行の台南編です。
とにかく、これ以上遅れると記憶がどんどん怪しくなってくるから。
初回は、台南について簡単に紹介していきます。
■台南のきっかけ
私が台南を認識したのは、前にいた会社の取引先の台湾系華僑で日本在住の
社長さんが、「台湾は南の方が食べ物が美味しい、特に台南がいい」というような
趣旨のことを言ってたのが最初。
それ以来、いつか行ってみたいなあと思ってました。
でも、この旅行まで、台南の情報は何もなし。
今回、台湾も3度目なので、台北以外の街にも行こうということになり、だったら台南
って思ったわけです。
少しだけ調べてみると、台南は台北よりも前に都(っていうのかな)が置かれていた
場所で、史跡も色々あります。
街の大きさも手頃だし、観光&グルメっていう意味でなかなかお勧めです。
あくまでもイメージなんですが、台北が東京で、高雄が大阪、台中が名古屋で、
台南が京都って感じ。一応、この順で台湾第4の都市になります。
実際に行ってみて、なかなか住みやすそうな街だなあと思いました。
しかし、サメット島ほどではないにしろ、台南情報も案外少ないのです。
そこで、丸2日間しかいなかったけど、私なりに感じた台南について紹介していきます。
■まずはグルメ
台南グルメのことを、俗に「台南小吃」というようです。
小吃というのは庶民料理、要はB級グルメということ。
というわけで、私達にはぴったり。
ガイドブックに載っているところや目についた店など、色々と食べ歩きました。
なかには、ちょっとイマイチな店もあったけど、基本値段が安く、なかなか楽しい。
残念だったのは、滞在期間が短かったので良さそうだなと思っても、食べられなかった
お店もあったこと。
全体的にガイドブックに載っているお店よりも、フラリと入った店の方が良かったかな。
台北同様、夜市も楽しかったです。行ったのは花園夜市という屋外の夜市。
夜市やお店については、後日詳しく紹介していきますね。
■台南は鄭成功の街
続いて観光です。
台南は台湾で最初に開けた歴史ある街なので、観光名所も色々あります。
といっても、主だったところは2日間で充分見ることができました。
そして、この街のヒーローは鄭成功です。
ほとんどの史跡は鄭成功がらみだし、台南には成功大学があります。
なかなかの名門らしい。
台南に行くなら、事前に鄭成功の本か何か読んでおけば、もっと楽しめたなと、
少し後悔してます。
私、かなり歴史好きなんですが、学校で世界史はやってないので、知識がすごく
偏っている。例えば、フランス宮廷史とかすごく詳しいんだけど。
だから鄭成功っていうのも名前くらいしか知らなかった。
イメージでは、日本の安土桃山時代辺りの海賊の親分みたいな人。
でも、このイメージ、かなり間違ってます。

鄭成功が生まれたのは、1624年。三代徳川家光が将軍になって間もない頃。
全然、安土桃山じゃありません。
そして、驚いたのは日本の平戸で生まれているの。お母さんは日本人

7歳までは日本で育ってます。幼名は福松。
全然、知らなかった〜。
先に書いた海賊の親分に近いのは、鄭成功のお父さん鄭芝竜で、鄭成功自身は
当時落ち目の明を擁護して戦った軍人さんでした。
なかなか立派な人物で、海賊なんかじゃなかったです。
その後、台湾に行ってオランダを追い払ったので、台湾とか中国ではかなり英雄視
されているようです。台湾では開発始祖って言われているらしい。
もう1つ驚いたのは、オランダを追い払った翌年、たった38歳で亡くなっているんですね。
まあ、早世も英雄の条件なのかな。
とにかく、どこに行っても鄭成功で、同時にオランダが相当極悪に書かれている。
実際、この頃のヨーロッパ諸国は侵略者ですからねぇ。
いわゆる南蛮人がやってきた時、日本が戦国時代だったのはホントにラッキーだった。
日本史上、最も戦闘能力が高い時代だったからこそ、植民地にならずに済んだん
だと思ってます。
さて、台南の観光地ですが、大部分は2km四方くらいのところに固まってます。
自転車でまわるのが最適ですが、私達はほぼ歩いてまわりました。
疲れたら、帰りだけはタクシーを使ったり。
ただ、安平地区というところだけは、車でないと行けない所にあります。
大雑把に見てまわるなら、まる2日あれば充分ですし、バスツアーとかなら、
1日でも廻りきれます。
でも、私は個人で、のんびり見たり食べたりする方が好きだなあ。
■その他の台南の魅力
まず、街の大きさが適度でそこそこ都会で住みやすそう。
ちなみに人口は76万人だそうです。
そして、暖かい。11月の頭で、昼間は半袖でも大丈夫でした。
夜でも、薄手のカーディガンとかを羽織れば充分。
ちょうど最終日から寒くなって、半袖だとちょっと涼しいかなという感じになりましたが、
その後台北に移動したら、やや厚めのカーディガンを羽織っても寒かった。
そのくらい台北とは差があります。
いわゆるビーチではないけど、海が近いのもいいですね。
また、台湾新幹線があるので、案外、台北からも空港からも遠くありません。
台北から新幹線で2時間もかからない。
(ただし、台南は新幹線の駅が市街地から遠い。詳しくは後日)
新幹線の沿線の街は全ていえることですが、1泊余裕があれば、台北以外の
街まで足をのばすことは容易です。
台南という街はかなり気に入ったので、もし、台湾にロングステイするなら、今のところ
この台南は第1候補。
まあ、他の地方都市を見たら、また考えが変わるかもしれませんが。
実は、この夏にまた台湾に行く予定があるんだけど、次回も台北は少しにして、
他の地方都市へ行こうと思ってます。
たぶん、高雄に行くのは間違いなくて、その他は迷ってる。
割と長期間なので、澎湖島というリゾートっぽい島にも興味がある。
このブログは主にタイ好きの方が見ていると思うので、台湾に詳しい方は少ないかも
しれませんが、お勧めがあったら是非教えてくださいね。
さて、次回からは実際の台南旅行記の始まりです。
それでは、また
