2010年12月のタイ南部旅行、クラビに続いてピピ島を訪れました。
まずは、私なりのピピ島の印象などを紹介します。
■ピピ島はテーマパーク
ピピ島、知名度は抜群ですよね?
ディカプリオの「ザ・ビーチ」のおかげでしょうか?
でも、実際に行ったことのある人はそんなには多くない気がします。
今回も日本人はほとんど見かけませんでしたし。
ピピ島の印象を一言でいうならば、「アイランド・リゾート・テーマパーク」。
好きな人はすごく好きだと思う。
最初そのいかにも観光地って感じが微妙だったんですが、滞在しているうちに段々好きになりました。
12月後半という、ピークシーズンに行ったので、ローシーズンだとまた印象は違うはず。
あくまでも予想ですが、私はきっとローシーズンの方が好きだと思う。
では、そのテーマパークっぽさも意識しながらピピ島の特徴を紹介していきます。
■ピピ島の概要
ピピ島には空港はありません。
クラビ、またはプーケットから船で行くのが一般的です。どちらからでも大体1時間半から2時間。
ピピ島へのアクセスについては、次回、詳しく説明します。
そして、ピピ島と言いますが、ピピドン島とピピレイ島があります。
いわゆるリゾートとしての拠点になるのは、大きなピピドン島。
その1番(唯一)の繁華街がトンサイで、プーケットやクラビからの船もここにあるトンサイ港に着きます。
おそらく、ピピ島に訪れる人の8割くらいはこのトンサイ周辺に滞在するんじゃないでしょうか。(あくまでも勘です)
一方、小さい方のピピレイ島は、基本的には無人島に近いです。
しかし、ある意味、ピピ島が有名になったのは、このピピレイ島のおかげ。
ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」で、楽園的に描かれるビーチの撮影は、このピピレイ島のマヤベイという所で行われたからです。
そのため、世界中から観光客が訪れる。
かくいう私達ももちろん行きました、マヤベイ。
近いうちに詳しく紹介しますが、非常に良かったですよ。
■歩いて回れる、車はいない
↑ピピ島の繁華街、トンサイのメインのビーチは、港とは反対側にある、ローダラムベイビーチ(湾)です。
トンサイ港とローダラムベイビーチの間はすごく近くて、1番短いところだと徒歩2分くらい。
この地図の下部分がトンサイ港で、上部分がビーチです。
トンサイの街自体、ほとんどの場所が徒歩15分以内で歩いていけます。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの地図がわかりやすいかなと思います。
そして、このピピ島、車がないんです。たぶん1台も。
バイクですら、滞在中1台見かけただけ。しかもエンジン切って乗っていました。(意味ない)
だから、交通手段は歩きか自転車。
↑重いスーツケースがある方は、予めホテルに連絡しておくと、リヤカーで迎えにきてくれます。
↑どんな重いものもリヤカーで運ぶ。
「ピッピー」という声が後ろから聞こえたら、「退いてね」という意味。
慣れるまでかなり時間がかかりました。
車がないのは不便だけど、その分空気もきれいだし、どこでも歩いていけるというのはすごく便利。
ピピ島がテーマパークっぽい1番の理由も車がないからだと思います。
↑遠くに行く場合、船がタクシー代わり。
ピピ島でタクシーというと船のことのようです。
ロングテールボートといい、道やビーチを歩いていると客引きがあります。
トンサイ以外の地区は今回行っていませんが、かなりのんびりしてるんじゃないかなと思います。
有名なのは船(タクシー)で10分くらいのロングビーチ。
どんな感じなのか、興味はありますね。
■物価は高め
島だけあって物価は高めです。
物価の安いパタヤに慣れていて、クラビも結構安かったので最初は物価の高さがかなり悪印象。
例えば、この前紹介した「ぶっかけ飯」。
パタヤやクラビだとおかず2品で30B(約80円)。
ところが、ピピ島では、おかず2品で60Bと倍の値段。
最初、お店の計算間違いかと思ってしまいました。
しかし、リヤカーで重たいビールなどを運んでいる姿を見て、仕方ないかなと思うように。
それよりも許せないのは、まだ書いていませんがプーケットの物価の高さ
島かもしれないが、大陸と道路でつながっているはずなのに。
だから、ピピ島では島価格はある程度割り切る方がいいんじゃないかと思います。
それでも、日本より安いのは間違いないからね。
■ホテル事情
行ったのはピークシーズンだったせいか、ホテルも高い。
↑なるべく安くあげようと、オシャレ系のゲストハウス「アイボリー」に宿泊しました。
ゲストハウスなのに1泊1800B(約5000円)。
パタヤのオーガストスイーツの値段とほとんど同じ。
いずれ詳しくレポートしますが、確かにお部屋は清潔でかわいいし、立地もいいけど、冷蔵庫はないし部屋は狭い。
もちろんプールなんてありません。
ピピ島のホテルはパタヤやクラビに比べるとかなりコスパ悪しです。
ピピ島にもプール付のホテルはいくつかあります。
ピークシーズンだと、本当に高いけど、予算があるならプール付のホテルの方がもちろんお勧めです。
まあ、ホテルのプールで過ごすなら、ピピ島でなくてもいいんじゃない? って思いますけど。
今回は土地勘もなく、ピークシーズンなので事前にagodaで予約しました。
しかし、ローシーズンで荷物があまり多くないなら、現地に到着してから適当に歩いてゲストハウスを探すことも十分可能です。
ハイシーズンでもピークでなければ、早めの船で来れば大丈夫な気がする。
現地には、日本語のサイトにないゲストハウスがたくさんあります。
そうすれば、実際にお部屋も見て決められるし、値切ることも可能なはず。
次回は、私達もそうするつもりです。
■ビーチと海
メインのローダラムベイビーチは予想以上に遠浅で、正直泳ぐのには向きません。
期待が大きすぎたのか、思ったほどキレイな海ではなかったです。どちらかというと、浜辺にゆっくりするビーチって感じ。
↑ビーチチェアは2つで100B(約280円)くらい。椅子の形状で多少値段が違います。
写真は、私達が借りた椅子の係のおじさん。
マリンスポーツも色々あるようです。
多かったのはカヌーの売り込み。楽しいのかな?
↑お勧めは街のいたるところにある旅行代理店などで申し込むツアー。
私達も1日ツアーに申し込みました。
各種ありますが、値段も手ごろで、なかなか楽しい。
すごくきれいなビーチにも行けます。
後日、詳しく紹介しますが、2泊以上するならば是非1度は参加するといいと思います。
■なんだかおしゃれ、客層も
リゾート地の買い物といえば、どこも同じような感じ。
確かにパッと見その通りなんです。
しかし、ピピ島の雑貨類や洋服はなんだか違う。かなりオシャレなものが多い。
買い物好きの私達夫婦はなんだかんだと色々買ってしまいました。
1つ1つは安いものばっかりですけど。
ちなみに、クラビやプーケットでは、何も買ってません。
何故なんだろう? と考えてみました。
その1つが、ピピ島の客層です。
パタヤにいるファランはリタイア組の老人が多く、メタボ系やキモイ系が主力。
ところが、ピピ島では普通にかっこいいファランがいっぱい
ファランがかっこいいことを久しぶりに思い出しました。
基本的に、カップルやファミリー客が中心で、パタヤに比べると客層が若いんだと思います。
結果的に、そういうお客に受けるような品揃えをして、ある程度商品が回転するので、流行の商品を仕入れることができる。
しかも基本的にはリーズナブルだし、お店が狭いエリアに密集しているので買い廻るのも便利です。
■ピピ島はこんな方にお勧め
基本的に、カップル、ファミリー、グループ、1人の旅行、どの形式でも楽しめると思います。
ファミリーは、お子様が小学生以上の方が楽しめるような気がします。(なんとなくです)
サメット島のようにタイのお姉さん連れの人は、ほとんど見かけませんでした。
ついでに言うと、夜遊び系のお店は案外少なく、意外に夜も早い。
いわゆるバービアも私は見つけられず。(普通のバーはいっぱいあるよ)
クラビに続き、ピピ島もかなり健全です。
車がないことからもわかるように完全に個人旅行中心の島なので、パック旅行が安心な方にはあんまり向かないと思います。
完全に観光の島だから、英語はかなり通じます。
プーケットやクラビから、1日でピピ島に行くツアーもありますが、正直ハードスケジュールすぎてもったいない感じ。
最低でも2泊、できれば1週間くらいゆっくりするのがお勧めです。
それでは、また
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この記事へのコメント
かつて、パンガン島へ行ったとき、コンビニの商品の値段が本土の商品と価格が違っていたこと、スイカの切れ端がパタヤの2倍の20Bだったこと、トウモロコシが30Bだったこと・・・・離島はどこも高いです。
2月2日の春節、中国正月の関係で中国人は民族大移動、裕福な中国人は日本へ買い物ツアーにきていますが、それ以下の中国人は、パタヤなどタイに押し寄せてきています。パタヤの700〜1500Bのエコノミーホテルは一杯です。方々で「謝謝」の声が聞こえています。
パタヤは今や、白人老人と身体障害者の街です。
世界の介護モデルのトップランナーかもしれません。
白人老人とタイ人女性のカップルを多数見かけますが、女性は職業婦人と言うより、「介護士」と言っていいでしょう。老人を元気にするのは、専門的な介護技術ではなく、話を聞いてくれる異性のパートナーの存在でしょうね。
外国人の身体障害者が車椅子でビーチロード始め、街中を散策する姿を見るのが急速に増えてきました。
最近多いのは、電動車椅子です。寝たきりに近い状態の外国人障害者が、道路の真ん中を走る姿が見られます。
タイ人は障害者や年配者に優しいです。
日本の介護保険など見向きもせず、パタヤで格安料金で、専門介護を受ける方が増加しそうです。