タイ語学習のすすめの第2回、「私のタイ語学校体験・日本編」です。
個人的な体験&感想になりますが、時系列でかなり詳細に書いてみました。(以前調べた時、個別の学校の口コミ情報がほとんどなかったので)
本当はパタヤ編も合わせてアップするつもりだったけど、長くなり過ぎたので分けることに。早ければ、今晩にでもアップします。
それにしても文章だけ、自分の記憶だけで書ける記事は楽ですね。いつもは、写真を整理したり、色々調べたりというのに意外に時間がかかって更新が遅れ気味です
さて、前回も書いたように、私は日本で1つ目の学校Aに約半年、それから2つ目の学校Bに1年9ヶ月くらい行きました。
その間、メインの先生はAで1人、Bで2人。
それ以外に、時々先生がお休みで他の先生が臨時で教えてくれたり、振替で別のクラスに行くこともあって、合計でAでは5人、Bで8人(うち、1人は日本人)に教えてもらったことがあります。
日本で習った先生はほとんどがバンコク出身、高学歴、日本語も上手でした。
なお、学校名はあえて伏せますが、キーワードで検索すればどこのことかはわかると思います。
タイ語の学校は他にも沢山ありますし、合う合わないは個人差や運などもあると思うので、あくまでも一個人の感想ということでよろしくお願いします。
■初めてのタイ語学校Aの特徴
将来の夫婦でのロングステイに備え、とりあえず時間のある私がタイ語教室に通うことになりました。(全く同じ目的の奥様が他にも来ていてびっくり)
なお、この時点ではパタヤには行ったこともなく、行く予定もありませんでした。この学校のクラスメートに「パタヤいいよ」と後押しされたことも初パタヤ旅行のきっかけの1つなので、不思議な巡り合せを感じます。
ネットで検索すると上位に出てくる大久保の学校に見学に行き、あんまり深く考えずに申し込み。よくわからないけれど有名な所だったし、最初の値段も安かったから。
ただ、正直、今は学校としてはどうかな? と思ってます。
というのは、振替ができない、最初は安いけど3ヶ月くらい経つと高くなる、何をどのように教えるかは事実上個別の先生に一任されている、使用するテキストがイマイチ。
日本人スタッフもいるのですが、入学してお金さえ払ってくれればノータッチという感じでした。
幸い、私のクラスの先生はなかなか熱心で、先生なりに工夫して(テキストはあまり使わず)教えてくれてました。
クラスも盛況で一時は10人以上が所属。(ただし、どんどん生徒を入れるのもどうなのかな?と思ってます)
クラスの雰囲気もすごく良くて、結局、この時のタイ語仲間とは今でも年に数回飲み会をしたり、去年は先生のバンコクでの結婚式に有志で押し掛けたりもしました。
しかし、授業料が上がったことに加え、先生が就職のため辞めることになり、結局クラス自体が解散。一応、他のクラスに移るということも考えたのですが、代行で来た先生の中には明らかに手抜きの人もいたし、質問すると機嫌が悪くなる人なんかもいて、この際別の学校に移ることに。
ちなみに、この時のクラスメートの半分以上は、今も他の学校等でタイ語の勉強を続けてます。
そして、先生はともかく、学校としてはAは良くなかったねというのが共通認識。
とはいっても、中には何年も続くクラスもあるので(結局は先生次第?)、運もあると思います。
私達も、もし先生が辞めなかったら、まだまだこの学校で続けていたんじゃないかな。
それでも、この学校に行ったお蔭で、先生も含め、タイ好きの仲間が沢山できたので、良かったなと思っています。
■A学校で学んだ内容
先生によって違うので、あくまでも私のクラスの場合ということです。
初心者クラスだったので、もちろん基本の発音から始まったのですが、文法中心でした。
かなりテンポよく進み、半年くらいの間にタイ文字もひと通り学習しました。(タイ文字はシステムはわかったけど、この時は全然覚えられなかった)
どんどん生徒が増えて、スピーキング中心は難しいという理由もあって、時間中に発言するのは1人数回くらい。ただ、後半は生徒が減ったのでもっと多くなりました。
このクラスは初心者クラスにも関わらず、半数以上は何らかのタイ語経験者。独学や他の学校等で勉強した人、タイ旅行で実践した人など。全く何も知らなかった私は当初授業についていくのが大変でした。(知っていたのはサワッディカー、コップクンカー、マイペンライのみ)
そんなクラスだったので、先生もどんどん新しい内容を教えていったんじゃないかと思います。
この時習った文法の中には、その後2年弱通ったB学校で未だに習っていないものもあります。おかげで、次のBではすごく楽でした。
ただ、実際に会話をする機会が少なかったこともあって、タイに行っても全然通じなかったのはショックだったし、夫にもすごく馬鹿にされて悔しかった。
やっぱり会話が大事だと再確認し、それが次の学校選びにも大きく影響しました。
■2つ目のB学校の特徴
Aのクラスが消滅した後、1ヶ月くらいのブランクを経て、次は飯田橋の学校へ行くことにしました。
ここは、Aに体験に来た人(結局、Aには入らなかった)に、池袋や飯田橋にもタイ語教室はあるよと聞いたのがきっかけです。
タイ語教室自体は、実にたくさんありますので、通いやすさも含めて色々見学に行くのがいいと思います。(そういう私はA、Bしか見学してません)
ここを選んだのは、職場と自宅から通いやすかったことが1番のポイントでした。後はサイトを見て、会話中心なのが良さそうだなあと。
しかし、初めてここに電話した時、なかなか電話に出なくて心配になってしましました。通い始めてからわかったのですが、ここは校長先生(日本人)が事務全般をほぼ全てやっていて、時には校長先生も授業をしているため電話に出られないのですね。だから、ここに何か問い合わせたい方はメールする方がいいと思います。
しかし、人件費がかかっていないせいか全体的に良心的です。
振替はかなり自由だし、追加料金を払ってプライベートレッスンにすることも可能。
前のAでは、教える内容が違うから振替は一切できないと言われて納得してたのですが、例え既に習っている内容でもタイ語を触れること自体が勉強になるから、振替は絶対にあった方がいい。
また、事前にお願いすれば休んだ授業の録画もしてくれます。(ただし、私は結局見なかったので、専ら振替を利用)
こういうシステムなので、忙しい人でも続けやすいみたい。
今パタヤに時々遊びに来る方の何人か(男性)は、私のクラスに振替に来た方で、ここでも出会いは色々ありました。
そして、テキスト、教材がしっかりしていて、どの先生が教えてもある程度内容は変わりません。実際、どの先生も(個性は違いますが)熱心な、いい先生でした。
クラス自体も多くても5人くらいまでの少人数制です。(3人のことが1番多かった)
この学校にはすごく満足をしていて、日本にいる時には通いたいなと思っています。
■Bで学んだ内容
Bの特徴はとにかく発音、会話重視です。
私のように他の学校から移ってきた場合も、最初の発音からやり直すことを勧められます。最初の2ヶ月くらいは、とにかく発音だけ。この間はどの生徒もグループ料金でプライベートレッスンが受けられ徹底的に指導されます。
このシステムはたぶん賛否があるとは思います。
他の学校から移ってくる人の中には、この発音はパスしてもっと上のクラスに編入したいという人もいるみたいです。(多分、ある程度できる人は発音だけの期間はもっと短いと思います)
でも、学校の推奨はやはり発音重視。どれだけ知識が増えても通じなかったら意味がないという考え方。
その後のグループレッスンもとにかく会話重視です。
毎回テーマとなる文法があって、絵を見ながら嫌になるくらい繰り返し練習します。たぶん、1回の授業に1人100回以上は発言しているはず。
お蔭で、Bで繰り返し練習した単語は結構しみついていて、タイでも通じやすいです。また、習った文法も定着しやすい。
タイ語で会話をしたい、既に話せるけどもっと通じるようにしたいという方にはかなりお勧めの学校です。
特に、ここのメインの先生は、発音にすごく厳しい。(この先生は私の知る限り最も日本語レベルが高いし、性格もとても優しいです。でも、発音に対してだけは超厳しい)
しかし、ここの(唯一の)欠点は、1つ1つが丁寧な分、なかなか進まないということ。
発音が終わった後も、そのまま最初から勉強しなおしたせいもあって、習っている年数の割に文法知識は多くない。(もっと早いペースで学びたい人は、色々対応する方法はあるみたいです)
ロングステイの具体的な予定が見えてきてからは、もう少し進みが早い方がいいなあと感じました。
タイ文字に関しては、私のクラスでは少ししかやらなかったので、希望者だけで補講をしてもらいました。
結局、この時点ではタイ文字の基本は大体わかったものの、実際には子音の半分くらいと長母音くらいしか覚えてないという状態でした。
なお、タイ文字に関しては日本人である校長先生の教え方が1番よかったです。
タイ人の場合、ある意味自然にタイ文字も覚えたわけで、どのあたりをポイントに覚えればいいかというコツは日本人同士の方がわかりやすいなあと。
私はタイではタイ文字を習った経験はありませんが、ややこしいルールを英語で説明されても理解できたかどうか自信はありません。
英語に自信がない方が読み書きもタイ(パタヤ)で学ぼうとするならば、せめて日本語で書かれた参考書を用意した方がいい気がします。
(パタヤには売っていません。日本かバンコクの日系書店で買いましょう。少し習ってから選んだ方が失敗しません)
■とりあえずのまとめ
今振り返ると、日本でのタイ語学習はすごくゆっくりでした。
週に1回のカルチャースクールのノリで、学校に行く前の電車の中でちょっと復習するぐらい。
でも、タイ語を始めることで広がった世界が色々あったし単純に楽しかった。
多分大都市にはすごく沢山のタイ語学校があると思いますので、とりあえず良さそうな所が見つかったら、試しに行ってみることをお勧めします。
(地方都市については、調べたことがないので何も知らないのです。すみません)
お値段は色々だけど週1回で月1万円ちょっとの所が多いかな。
そして、自分自身の反省点として、時間はあったのだから、ある程度学んでからは自分で単語や文法をもっと勉強しても良かったかなと思います。
そうすれば、学校自体の進みは遅くてももっとレベルアップできた気がします。(わからない所は質問をしたり、発音をしてもらうこともできるから)
次回は、私のタイ語学校体験・パタヤ編です。
それでは、また
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この記事へのコメント
講師は高学歴のタイ人留学生が主で日本人の校長先生がたまに代役を務めていらっしゃいました。
授業内容は発音から入り最初は会話中心という感じです。雰囲気はアットホームで私には合ってましたね。
料金(当時)は8000円/月で週1回(90分)+サービスで、もう1コマ参加OK!って感じでした。
約5年間通った結果・・・やめて数年経ちますが、簡単な日常会話&簡単な文章の読みはOK、というレベルです。
私のタイ語力など大変ショボイものですが、それでもかなり役に立っています。
高田馬場の学校、サイトをみた記憶あります。少しだけ通いづらかったので候補からははずれたんですが、良さそうな感じだなあと思いました。
私もアットホームな所は好きです。
5年も習っていたら、旅行で必要なタイ語にはこれから先も困らなさそうですね。
私もまだまだなので頑張りたいと思います。
今の学校に少し不満があって、
調べているところ、さよりさんのページに
たどり着きました。
他校から移ってきたら、
違う印象をもてたのかなぁと思いました。
文法は個人的に勉強するしかなさそうですね。
大変、参考になりました。
ありがとうございました。
なかなかベストなタイ語学校、先生ってないですよね。
私の個人的な考えでは、比較的最初のうちは絶対に学校で習うべき(主に正しい発音に触れるために)だと思いますが、
ある程度以上になったら、自分でも主体的に勉強するのが大事なんだろうなと思います。
今は、強制的に勉強するためのきっかけと、わからないことがあったら質問するために学校には行ってます。
私自身、思ったようにやりたい勉強はできていないですが、お互い頑張りましょうね。